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CD屋さんへ行く・ペルーフォルクローレ事情

 成田からアトランタまで12時間半、アトランタからリマまで7時間半、乗り継ぎ・搭乗手続き、入国審査で5時間、合計25時間、機内食5回、ウトウト少しの末、やっとリマについた。成田を立ったのは午後5時半、リマのホテルについたのは夜中の12時半。(日付変更線を通過した関係で時間がぐちゃぐちゃ状態)

 ホテルはミラ フローレス(という新市街地・高級住宅街)にある。一眠りして、朝から精力的に動き回った。
ホテルは太平洋岸にある。長袖シャツをまくるほど暑い。一方、海はというと、寒流だそうで、暗い感じがする。
 ホテルから見えていたショピングモールを目指す。
 ペルーの工芸のお店があったり興味深く見て回る。ケーナも置いてあったが、マデラ(木製)材で、私はアレルギーがあり、パスする。CD屋さんがあったので入るが、まだ開店準備中だとかで、断られる。時に朝の9時半。

 一度はペルーの普通のCD屋さんに入り、フォルクローレ関係のCDがどう扱われているか知りたかったので、市内観光後(天野博物館、黄金博物館、スペイン統治時代の旧市街見学後)、4時ごろ再度そのCD屋さんへ行った。

 「ドンデ エスタ ムシカ デ アンディーノ?」(アンデス音楽コーナーはどこですか?)と尋ねると、いかにもラテン系のイケメン店主が心得たとばかり私をそのコーナーへと案内する。

 コーナーの一角は全てフォルクローレ関係のCDで埋め尽くされていた。

日本では、相当大きなCD店へ行っても、フォルクローレ関係のCDのコーナーはなく、あっても「ラテン」とか「民族音楽」のジャンルに申し訳程度にしか置いていない。それを思えば、竹山でいい竹が群生しているのに出くわしたような心持である。

 さて、どういうCDが置いてあったかというと、

レイモン・テブノー(スイス出身のケニスタペルーへ帰化)
ラウル ガラシア サラテ(ギタリスト)
ビバンコ(ケニスタ)
ハイメ ガルディア(チャランギスタ)

らのペルーを代表するフォルクレリスタのアルバムがしっかり置いてあった。
他は、現在活躍中と思われる、コンフントのCD(私が知らないだけなのだろうが、初めて聞く名前)や、いわゆる「フォルクローレオムニバス集]
のCDが多数置いてあった。(後者がかなり目に付いたが、いわゆる普通のCD屋さんという性格上それに特化した品揃えは難しいせいか)

 ただ店主は前述のペルーを代表するフォルクレリスタに特別の思いがあるようで、「丁度いい、ラウル ガラシア サラテの弟子で日本から来ているギタリストのCDがあるんだ。聴くかい?」と店内PAでそれを流して聞かせてくれた。それは、「Adios pueblo de Ayacucho」(さらばアヤクーチョの村)というアルバムで「Shin Sakakubo]」というギタリストの方だった。とても若い方。「Adios pueblo de Ayacucho」は私の好きな曲でもあるし、それをリクエストすると、「よしきた」とかけてくれた。

 とてもいい感じのギターでもあったので、買い求めた何枚かのCDの中に入れてもらったのだった。

レイモン・テブノーとハイメ ガルディアについてはCDを持ってきました。次のページでお譲りしています。

レイモン・テブノーとハイメ ガルディアのCDご紹介


この稿平成19年2月6日記す

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